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会報・報告書の行間はどう決める?
行と段落の間隔を整える

行と段落の間に空きを取った本文の校正紙と青い鉛筆

この記事の要約

行の間と、段落の間を分けて考える

同じ段落の中で、上下の行の間にある空きを「行間」と呼びます。一方、段落どうしの間隔は、ひとまとまりの話が終わり、次の話へ移ることを見た目で伝えるために使えます。

たとえば、交流会の報告で「当日の様子」と「次回の案内」を別の段落にしたとします。行間だけを全体に広げるより、段落の切れ目にも空きを取ると、二つの話を区別しやすくなります。

同じ文章・同じ文字サイズで比べる

間隔を詰めた例

交流会では、参加者が普段の活動を紹介しました。少人数のグループに分かれ、困っていることや工夫していることを話し合いました。

次回は、今回寄せられた質問を取り上げる予定です。詳しい日程は、次号の会報でお知らせします。

行間と段落の間隔を広げた例

交流会では、参加者が普段の活動を紹介しました。少人数のグループに分かれ、困っていることや工夫していることを話し合いました。

次回は、今回寄せられた質問を取り上げる予定です。詳しい日程は、次号の会報でお知らせします。

説明用の文章です。文字の大きさと横幅はそろえ、行間と段落間の空きを変えています。印刷用の推奨値を示す見本ではありません。

段落を示す方法には、段落の最初の文字を、ほかの行の先頭より右へずらす「字下げ」もあります。すべての段落に大きな空きを入れる必要はありません。字下げや段落間の空きで、文章のまとまりが伝わる形を選びます。

行間は、広げれば広げるほどよいわけではない

行どうしが近すぎると、読み終えた行と次の行を見分けにくくなります。ただ、離しすぎても、ひと続きの文章として追いづらくなることがあります。長い本文を数行続けて読み、次の行頭へ無理なく目を戻せるかを確かめてみてください。

比べるときは、書体・文字サイズ・1行の長さをそろえ、行間だけを少しずつ変えると違いが分かります。文字そのものが小さくて読みにくい場合は、行間を広げるだけでは解決しません。

1行が長すぎて続きを追いにくいなら、文章を置く幅や段組みを変える方法もあります。1段組み・2段組みの選び方も参考にしてください。予定のページ数に収めるために間隔を詰め続けるより、原稿量や写真の配置、ページ数を含めて考えたいところです。

Wordでは「行間」と「段落前・段落後」を使い分ける

Wordの段落設定では、段落の中の行間と、段落の前後の空きを別々に指定できます。本文全体が窮屈なら行間を、話の切れ目が分かりにくいなら段落前・段落後の間隔を見ます。

元のファイルを残してコピーを作り、試したい本文の段落を選んで調整しましょう。デスクトップ版では、[ホーム]にある[行と段落の間隔]から、行間のオプションを開きます。[段落]の設定画面で、行間と段落前・段落後の空きを調整できます。項目名や画面は版・OSによって異なります。

段落の間を空けるために、毎回Enterキーで空行を足すと、場所によって空き方がばらつくことがあります。同じ役割の本文は、段落前・段落後の設定でそろえると、あとから間隔を調整しやすくなります。

なお、印刷会社でInDesignなどを使って紙面を組み直す場合、Wordの「1.5行」などの数値をそのまま引き継ぐとは限りません。InDesignの「行送り」は行の基準位置どうしの距離を指し、設定の単位や考え方が異なります。数値だけでなく、参考にしたい紙面や読みやすさの希望を伝えるとよいでしょう。

代表的なページを、仕上がりの大きさで読む

画面を拡大していると、詰まった本文でも読めてしまうことがあります。文章が長く続くページと、見出しや写真を含むページを選び、印刷時に拡大・縮小せず、完成する冊子と同じ大きさで出力してみましょう。

  • 行の続き:途中で同じ行を読み直したり、一行飛ばしたりせずに追えるか
  • 話の区切り:段落の切れ目が分かり、同じ話が細切れに見えないか
  • ページの切れ目:間隔を変えたことで、見出しだけが末尾に残ったり、不要な白紙が増えたりしていないか

数ページで読みやすい体裁を決めてから、同じ種類の本文へ広げると進めやすくなります。原稿を追加した後は、改めてページの切れ目も見直してください。

西谷印刷では、Wordなどの原稿から、書体・行間・段組みを整える組版・DTP制作をご相談いただけます。「文字の大きさは今のまま、長い本文を追いやすくしたい」など、気になるページと希望をお知らせください。原稿の状態に応じて、制作する範囲や費用・日程をご案内します。

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あわせて読む:冊子の見出しの整え方 / Wordの空行と改ページの使い分け

参考:Microsoft「Wordで行と段落の間隔を変更する」、Adobe「InDesignで行送りを使用して行間隔を調整する」。操作・用語の参考資料です。

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