コラム
会報に載せる写真はどう選ぶ?
活動が伝わる写真と説明文
公開日:2026年10月15日

会報や活動報告書のために集めた写真。たくさん撮ってあっても、いざ紙面に載せようとすると、どれを選ぶか迷うことがあります。よく撮れた写真を並べるだけでは、似た場面ばかりになることもあります。
選ぶ手がかりは、その活動に参加していない人へ、何を伝えたいかです。写真ごとの役割を考え、写っているものだけでは分からない背景を短い説明文で補うと、活動の内容が伝わります。
同じ場面の写真は、伝えたいことに合う一枚を
たとえば、地域の花壇づくりを会報で紹介するとします。「今年は花壇を広げた」という報告なら、花壇の広さや周囲との位置関係が分かる写真が候補になります。「苗の植え方を教わった」という内容なら、作業の様子が分かる写真を探したいところです。
同じ方向から撮った写真が何枚もある場合は、まず伝えたいものがよく見える一枚を選びます。人物の表情がよくても、肝心の作業が隠れている写真では、記事の内容を十分に伝えられないかもしれません。
掲載する枚数を先に埋めようとせず、「この写真から何が分かるか」と見比べてみましょう。似た写真を数枚減らすことで、残した写真を大きく載せられる場合もあります。
全体・作業・仕上がりを組み合わせる
複数の写真を載せるなら、それぞれから違うことが分かる組み合わせを考えます。花壇づくりでは、次のように役割を分けられます。
全体
どこで行ったか
公園の通路と花壇が一緒に写った写真
作業
何をしたか
苗を植えているところを近くから撮った写真
仕上がり
どうなったか
植え終えた花壇の写真
これは組み合わせの一例で、毎回三種類をそろえる必要はありません。完成した花壇を紹介する短い記事なら、仕上がりの一枚を大きく見せる方法もあります。
集合写真には、参加した人を記録する役割があります。活動の中身も伝えたい場合は、作業中の写真などを添えると、誰が集まったかに加えて、その日に何をしたかも見えてきます。
説明文には、写真だけでは分からないことを
写真のそばに添える短い説明文を「キャプション」といいます。「花壇づくりの様子」だけでも場面は伝わりますが、写真を見る人が知りたい背景を一つ足すと、記事とのつながりが生まれます。
場面の名前だけ
花壇づくりの様子
活動の内容を添える
植える前に苗を並べ、花の色の組み合わせを相談しました。
「いつ・どこで・誰が・何をしたか」を全部詰め込む必要はありません。記事の見出しや本文に日時・場所が書いてあれば、説明文では作業の内容や工夫に触れると、同じ情報の繰り返しを減らせます。
また、写真から気持ちや成果を推測して書かないことも大切です。「参加者は大満足」「地域の交流が深まった」といった表現は、写真だけでは確かめられません。その場で行ったことや、実際に聞いた言葉をもとに書きましょう。人数・人名・場所の名前を入れる場合は、記録や関係者に確かめてから原稿にします。
写真の使い方の希望を、原稿に添える
レイアウトを依頼するときは、特に見せたい写真があれば、その希望を原稿に添えます。「完成した花壇を大きく、作業中の写真は小さく添えたい」といった希望で十分です。原稿からレイアウトを依頼する場合は、写真の大きさや配置を自分で仕上げる必要はありません。
まだ写真を選びきれていなくても、候補を渡して相談できます。「花壇全体の写真と、花を近くから撮った写真のどちらを大きく載せるか迷っている」など、迷っている点を添えてみてください。写真と説明文の対応、元画像の渡し方は、複数人で作る会報・報告書の原稿準備で紹介しています。画質が気になる場合は、印刷用画像の解像度と使用サイズも参考にしてください。
写真と原稿から、会報・報告書の紙面を整えます
西谷印刷では、Wordなどの原稿をもとに、本文や写真のレイアウトから印刷・製本までご相談いただけます。現在の原稿と写真、ご希望の冊子の形をお知らせください。
