西谷印刷ウェブサイトロゴ
お問い合わせバナー
電子ブック本棚ページバナー

本棚ページより西谷印刷の製品カタログや会社経歴書をダウンロードいただけます。

データ入稿ガイドバナー

印刷データの入稿方法と注意点をまとめています。入稿時にご確認ください。

自分史を印刷する前の最終確認
人名・年代・写真・掲載範囲

写真や年表を配置し、赤字を入れた5枚の自分史の校正紙

この記事の要約

本文・年表・写真説明で、人名や年代を見比べる

転居、進学、就職などの節目は、本文と年表、写真説明の複数箇所に登場します。出来事ごとに、書かれている年や場所が一致するかを照らし合わせてみてください。

転居の年を照らし合わせる例

本文

1967年

家族で新居へ移った。

年表

1968年

新居へ転居。

写真説明

1968年

転居した年、新居の前で。

同じ転居の記述なのに、年が違っています。多く書かれている年が正しいとは限りません。手帳や写真の裏書きなどで確かめ、分かった内容を関係する箇所へ反映します。

人名、続柄、地名、学校名なども同じように確認します。ただし、結婚前後の姓や当時と現在の地名は、違っていても誤植とは限りません。旧字体と新字体の使い方を決めたり、本文に「当時の名称」と添えたりして、読者が迷わない書き方にします。

確かめきれない記憶は、無理に断定しない

古い出来事では、資料が残っていなかったり、ご家族の記憶が異なったりすることもあります。年月を確かめられないときは、「昭和の終わりごろ」「転居の前後」といった表現で、分かる範囲を伝える方法があります。

気になる箇所には印を付け、ご本人に聞くこと、ご家族に聞くこと、資料で調べることを分けておきます。最後まで確かめられない内容は、ご本人の記憶として書くか、その箇所を外すかを決めます。当時感じたことまで、客観的な事実と同じように証明しようとする必要はありません。

写真の内容と、使ってよいかを別々に確認する

写真は、写っている人、撮影した時期と場所、説明文との対応を確認します。似た写真がある場合は、画像ファイルと原稿に同じ番号を付けると、取り違えを防ぎやすくなります。年代が不明な写真に、見た目だけで年月を入れないようにしましょう。

親族や知人から借りた写真は、貸してくれた方が撮影者とは限りません。写真の来歴や撮影者を調べ、利用条件と必要な掲載許可を確認します。新聞・雑誌の切り抜きや作品の写真も、手元にあるという理由だけで自由に使えるとは限りません。誰に何を確認したかを、写真番号と一緒に控えておきます。

他の方の情報は、配布先を伝えて掲載を相談する

家族だけに渡すつもりで書いた内容を、友人や仕事関係の方にも読んでもらってよいでしょうか。現住所や連絡先、存命の方が写る写真、他の方の私生活に関わる出来事は、配布先が広がるほど慎重に見直したい箇所です。

個人を判別できる写真は、個人情報に当たる場合があります。掲載してよいか迷うときは、写っている方に、どんな冊子を誰に渡すのかも伝えて相談します。撮影者への利用確認と、写っている方への掲載確認は別の話です。確認が取れなければ、その写真や記述を外すことも含めて検討します。

修正をまとめたら、一冊を通して読む

複数人で確認する場合は、同じ版の校正紙やPDFを使い、質問と修正を一つにまとめます。直したところだけでなく、前後の文章や関連する写真説明も読み直しましょう。

最後は表紙から裏表紙まで順に見て、書名・著者名、目次と章題、ページ番号、写真と説明の対応を確かめます。愛称や略称が初めて出てくる場所で、誰を指すのか分かるかも確認してください。掲載内容の判断が済んだら、印刷へ進める版のファイル名を関係者で共有します。

写真や文章の掲載可否は、素材の来歴や利用方法によって判断が変わります。個別の権利関係に迷う場合は、権利者や専門家へご確認ください。