コラム
組版とは?
原稿を読みやすい紙面に整える作業と依頼前の準備
公開日:2026年9月11日 更新日:2026年10月20日
この記事の要約
- 組版は、文字や図を配置して読みやすい紙面に整える作業。
原稿のレイアウトが完成していなくても、相談できます。 - 原稿と、完成する冊子のページ数は変わることがある。
冊子のサイズ、文字の大きさ、写真の量などで変わります。 - 原稿データに、仕上がりの希望と日程を添える。
参考にしたい紙面や未着原稿の予定も伝え、組版後は名前・数字などの内容を校正します。
同じ文章でも、まとまりの見え方が変わる
見出しと本文が同じ調子で続くと、どこから次の話なのか分かりにくくなります。見出しを目立たせ、話題の切り替わりに余白を置くだけでも、区切りを見つけやすくなります。
見出しと本文が同じ体裁
作業前の確認
道具をそろえ、数量を確かめます。
作業後の確認
仕上がりを確認し、数量を記録します。
内容の区切りが分かる体裁
作業前の確認
道具をそろえ、数量を確かめます。
作業後の確認
仕上がりを確認し、数量を記録します。
この図では見出しと余白の違いを示しています。本文の大きさや行間、図表の位置も、原稿の内容に合わせて調整します。
冊子全体では、同じ役割の見出しの形や、写真に添える説明文の位置もそろえます。句読点や閉じ括弧が行頭に来ないようにする「禁則処理」も、組版で整えることの一つです。
原稿のページ数が、そのまま完成ページ数になるとは限らない
Wordで10ページある原稿でも、冊子のサイズや文字の大きさを変えると、収まるページ数は変わります。写真を大きく使う、書き込み用の余白を残す、といった希望によっても必要な紙面は増減します。
最初に「誰が何のために読むか」と、希望のサイズ・ページ数を伝えましょう。前回と同じ体裁にしたいなら既存の冊子を、雰囲気を変えたいなら参考にしたい紙面を添えると、方向性を共有しやすくなります。
依頼前は、原稿と希望を分けて用意する
西谷印刷では、Word・PowerPoint・PDF・手書き原稿からの組版をご相談いただけます。編集できないPDFや不鮮明なスキャンなどは、原稿の状態を見て対応範囲を確認します。体裁を完成させてから渡す必要はありません。
- 現在の原稿
- データ形式と分量、写真・図表の点数。未確定の文章や後から届く素材は、該当箇所が分かるようにします。
- 仕上がりの希望
- サイズ、縦組み・横組み、希望ページ数。図表や写真は、どの文章に対応するものかを添えます。
- 依頼する範囲
- 新規制作か前回版の改訂か、印刷・製本まで含めるか。前回の冊子や参考にしたい紙面があれば一緒に用意します。
- 原稿がそろう時期
- 原稿を渡せる日と、冊子を使う日。まだ決まらないものは、その状況を伝えます。
組み上がった紙面で、内容も確かめる
読みやすく整った紙面でも、名前・数字・文章の内容が正しいかは別の確認です。西谷印刷では組版時に気付いた誤字脱字や体裁の乱れを確認しますが、お客様にも全文の校正と内容の確認をお願いしています。
最初の校正では、原稿どおりに入っているかに加え、見出しの強弱や図表の位置が希望に合うかも見ます。文章の追加・削除で後ろのページへ内容が移ることもあるので、修正した欄だけでなく前後のページも確かめてください。確認項目は、印刷物の校正の記事にまとめています。
原稿を読みやすい冊子・資料に整えたい方へ
現在の原稿と、仕上げたい冊子・資料の用途からご相談いただけます。組版から印刷・製本まで、どこを依頼したいかもお知らせください。費用や日程は、原稿の分量と状態、図表の量、希望する仕上がりを確認してご案内します。
