コラム
安否確認カードを使用する
防災訓練の準備チェックリスト
|始める前に決めておきたいこと
公開日:2026年8月6日 / 更新日:2026年11月2日
この記事の要約
- 訓練の目的と、無理なく見回れる範囲を決める。
地域・建物の防災計画に合わせ、掲示場所や対象世帯を整理します。 - 日時・延期の連絡・担当範囲・報告先を共有する。
欠席する担当者の代わりや、参加・掲示が難しい世帯への対応も決めます。 - 訓練では未掲示だけで救助の要否を判断しない。
事前の手順に沿って扱い、記録の管理・廃棄方法と次回へ引き継ぐ担当も用意します。
訓練の対象は、無理なく見回れる範囲に
訓練で何を確かめるかを決め、配布と見回りを無理なく行える範囲を選びます。初回は町内の一部やマンションの一棟から試す方法もあります。
見回り経路と、外からカードを確認できる掲示場所を確かめます。オートロックや共用部の扱いは、管理規約や地域・建物の防災計画に沿って決めてください。
実施日時と、延期・中止の連絡方法
担当者が参加できる日を選び、カードの掲示と見回りの時間帯を決めます。延期・中止の判断者と、参加者へいつ、どう知らせるかも決めます。
当日の進め方は「安否確認カードを防災訓練でどう使う?」をご覧ください。
担当範囲と報告先をそろえる
役割は兼任でもかまいません。担当範囲と報告先まで書き出し、欠席者の代わりも決めておきます。
| カード・案内の配布 | 誰が、どの世帯へ配るか |
|---|---|
| 見回り | どの棟・階・区画を担当し、誰へ結果を伝えるか |
| 記録・取りまとめ | 誰が報告を受け取り、記録を集めて保管するか |
「SOS役」の世帯を設ける場合は、訓練でSOS面を掲示することを運営側と共有し、実際の救助要請と区別できるようにします。
参加や掲示が難しい世帯には
不在の世帯や自分で掲示することが難しい世帯には、不参加の事前連絡、家族による掲示の手伝い、電話での参加など、本人と相談して無理のない方法を選びます。案内が届きにくい世帯にも伝わるよう配慮します。
訓練では、未掲示だけで安否不明・救助が必要と判断せず、事前に決めた確認手順で対応します。
連絡先を預かる場合は、利用目的、管理者、廃棄の時期を本人へ説明し、了解を得ます。団体の個人情報保護規程にも従ってください。
記録の保管と、次回への引き継ぎ
記録の管理者、振り返る日時、改善点を次回へ引き継ぐ担当を決めます。用紙の作り方は「防災訓練の案内文と記録用紙」で紹介しています。
氏名や連絡先は必要なものだけを記録し、保管場所・期間・廃棄方法を決めておきます。
案内を配る前の最終確認
- 今回の訓練で確認する目的を決めた
- 対象にする地域・建物・世帯を決めた
- カードを掲示できる場所を確認した
- 実施日と、カードの掲示・見回りを行う時間帯を決めた
- 延期・中止の判断者と案内方法を決めた
- 対象世帯数と役割に応じて、必要なカード・資料の数を確認した
- 配布、見回り、記録、取りまとめの担当を決めた
- 担当範囲と、担当者が参加できない場合の代わりを決めた
- 参加や掲示が難しい世帯への対応方法を決めた
- 未掲示世帯を扱う手順を決めた
- 記録の管理者、保管場所、保管期間、破棄方法を決めた
- 訓練後の振り返り日時と、次回へ反映する方法を決めた
実際の災害時は、地域・建物の防災計画と関係機関の案内に従ってください。
