コラム
3枚複写伝票はどう使う? 渡す相手から2枚・3枚・4枚複写を決める考え方
公開日:2026年7月28日
更新日:2026年10月20日
この記事の要約
- 3枚複写は、記入する1枚と写る2枚で合計3枚。
同じ記録を紙で残したい相手・部署の数から、必要な枚数を決めます。 - 切り離す用紙と保管する用紙を決める。
綴じ方・紙色・穴の位置を選び、普段の筆記具で一番下まで写るか試します。 - 複写枚数に加え、必要な組数・冊数も伝える。
特定の控えへ写したくない欄があれば、その範囲を示して減感加工を相談します。
2枚・3枚・4枚複写は、1組の合計枚数
| 呼び方 | 直接書く用紙 | 下に写る用紙 |
|---|---|---|
| 2枚複写 | 1枚 | 1枚 |
| 3枚複写 | 1枚 | 2枚 |
| 4枚複写 | 1枚 | 3枚 |
「3枚複写」は、原本のほかに3枚のコピーができるという意味ではありません。また、お客様用を必ず1枚入れると決まっているわけでもなく、すべて社内で分ける使い方もあります。
3枚をどこへ渡すか、受付を例に考える
申込受付で、受付側に記録を残し、お客様へ控えを渡し、管理部門にも同じ内容を回すなら、次のように分けられます。
1枚目:受付控え
ここに記入する
↓ 受付で保管
受け付けた内容を、後で照合するために残す。
2枚目:お客様控え
1枚目の記入内容が写る
↓ お客様へ渡す
申し込んだ内容を、持ち帰って確かめてもらう。
3枚目:管理部門用
1枚目の記入内容が写る
↓ 管理部門へ回す
受付後の処理に使い、所定の場所へ保管する。
役割と並び順の一例です。実際の業務に合わせて決めます。
納品時の記録なら、納品先・現場・自社の管理部門という分け方も考えられます。行き先が増えるときも、同じ内容を紙で残す必要があるかを確かめてから、枚数を選びましょう。
書いて、渡して、残すまでの使い方を確かめる
用紙をずらさずに重ね、上の用紙へ記入します。初めて使う仕様では、普段使う筆記具で試し書きをして、一番下の用紙まで文字が読めるかを見ておくと安心です。筆圧や、書く場所の硬さによっても写り方は変わります。
記入後に切り離す用紙、冊子に残す用紙を決めると、並び順と綴じ方も選べます。たとえば、1枚目を冊子に残し、2枚目以降をミシン目から切り離す方法があります。1組ずつ取り出して使う場合との違いは「複写伝票の綴じ方」をご覧ください。
「受付控え」「お客様控え」などの名前や紙色で役割を分けると、切り離した後も行き先が分かります。ファイルに綴じて残す用紙には穴あけが必要か、記入欄と穴の位置が重ならないかも、実物や見本で確かめましょう。
相手に渡す控えへ、写したくない欄がある場合
社内メモなど、一部の欄を特定の控えへ写したくないときは、その範囲の複写を止める「減感加工」が候補です。「何枚目の、どの欄を写さないか」が分かる見本を用意すると、必要な加工を伝えられます。
減感加工は、上の用紙へ書いた文字を消す加工ではありません。詳しい仕組みと指定方法は「複写伝票の減感加工」で紹介しています。
見積りには、枚数に加えて必要な組数も
「3枚複写」は1組の構成を表すため、それだけでは注文量が決まりません。たとえば3枚複写を100組なら、伝票用紙は合計300枚です。冊子にする場合は、1冊に何組をまとめ、何冊必要かも分けて伝えます。
- 用途、記入する人、各用紙の渡し先・保管先
- 仕上がりサイズ、複写枚数、必要な組数、使い始めたい時期
- 番号を印刷するナンバリング、社名・社印欄、ミシン目・穴あけ・減感加工の希望
- 現在の伝票、手書きの見本、印刷用データの有無
作り直す場合は、今の伝票と「ここは残したい」「ここを変えたい」というメモが参考になります。決まっていない項目は、実際の使い方からご相談ください。印刷物全般の見積り準備は「見積りを依頼するときに伝えたいこと」でもご案内しています。
