コラム
ゴールド・シルバートナー印刷とは?
濃色紙とメタリック表現の考え方
公開日:2026年7月15日 / 更新日:2026年10月8日
黒や紺の紙に金色や銀色のロゴを入れたい、名刺や案内状にメタリックなアクセントを加えたい。そんなときに候補になるのが、ゴールド・シルバートナー印刷です。
CMYKで作る金色・銀色との違い
一般的なカラー印刷で使うシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色(CMYK)とは別に、ゴールドまたはシルバーのトナーをセットして印刷します。金銀特有の光の反射が加わるため、CMYKだけで作る黄土色やグレーとは異なる見え方になります。
西谷印刷の特色トナー印刷では、一度の印刷で使用できる特色トナーは1色です。ゴールドを選ぶ場合はCMYK4色とゴールド、シルバーを選ぶ場合はCMYK4色とシルバーの組み合わせになります。ゴールドとシルバーを同じ印刷で同時に使うことはできません。
華やかな金色、落ち着いた銀色
ゴールドは、華やかさ、特別感、高級感を加えたい部分に使えます。周年記念の案内状や招待状、ブランド名を見せるカードなど、特別な場面で使う印刷物と相性のよい色です。
シルバーは、シャープさや高級感を加えたい部分に使えます。黒、紺、グレーなどと組み合わせると、落ち着いた印象の中に金属的な光を加えられます。どちらを選ぶかは、金銀そのものの好みだけでなく、周囲の色や印刷物で伝えたい雰囲気も含めて考えます。
濃色紙で変わる、色と光の見え方
ゴールド・シルバートナーは、黒や濃い色の用紙に印刷しても金銀の色を見せられます。白い紙に印刷する場合とは異なり、用紙そのものの色とメタリックカラーの対比をデザインに取り入れられます。
ただし、同じ黒い用紙でも、紙の表面が滑らかか、凹凸があるかによって光の見え方は変わります。周囲の明るさや、正面・斜めなど見る角度によっても印象が変わるため、画面上の色だけでは仕上がりを判断できません。
金銀を使うのは、ロゴだけ? それとも広い面?
金銀を使う場所には、ロゴ、店名、見出し、飾り罫、背景のパターンなどがあります。名刺やショップカードのような小さな印刷物では、目を向けてほしい部分に範囲を絞ると、周囲の文字や写真との違いを出せます。
一方、広い面積に使うと、金銀が印刷物全体の印象を強く左右します。細い線、小さな文字、点のパターン、同じ色で広く塗りつぶした面では金銀の見え方が異なるため、どの範囲を特色トナーにするかはデザインの段階で決めます。
カラー写真との併用と、色を重ねる表現
写真と金色のロゴを同じ紙面に載せることと、シルバーにカラーを重ねて色味を付けることは、使い方が異なります。次のように分けると、希望する表現を伝えやすくなります。
| 使い方 | 紙面での例 |
|---|---|
| 金色・銀色をそのまま見せる | ロゴや見出しを、ゴールドまたはシルバー単体で印刷する。 |
| 同じ紙面にカラーも載せる | 写真をCMYK、ロゴをゴールドまたはシルバーにする。 |
| シルバーに色味を付ける | シルバーとCMYKを重ね、色味のあるメタリックカラーにする。 |
西谷印刷では、ゴールドは単体で使い、金色そのものを見せます。色味のあるメタリックカラーには、シルバーとCMYKを組み合わせます。
見本では、光り方と読みやすさを確かめる
見本は、実際に使いたい紙やデザインに近いものを見比べます。名刺なら手に持つ距離で小さな文字が読めるか、カードを傾けたときにもロゴが見えるかを確かめましょう。金銀の色味だけでなく、必要な情報が読めることも大切です。
ご相談時には、金銀を使いたい場所が分かるラフやデータと、用紙の希望、部数、使用日をお知らせください。希望する紙に印刷できるか、細い線や広く塗りつぶした面がどう見えるかは、仕様に合わせて確認します。
