コラム
ホワイトトナー印刷とは?
濃色紙や透明素材で白を使うときの考え方
公開日:2026年7月14日 / 更新日:2026年10月8日
黒や紺の紙に白いロゴを載せたい、透明素材でもカラーをはっきり見せたい。ホワイトトナーは、白そのものを印刷するほか、カラーの下地にも使えます。まず決めたいのは、デザインのどこに白が必要かです。
データで白く見えても、白が印刷されるとは限りません
一般的なカラー印刷は、CMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)の4色を使います。この印刷では、白い部分にはトナーを載せず、紙の色を見せます。白い紙なら白く見えますが、黒い紙では黒、透明素材では透明なままです。そこで、白くしたい文字や図形にホワイトトナーを使います。
西谷印刷では、一度の印刷に使える特色トナーは1色です。ホワイトを使う場合は、通常のCMYK4色に白を加えます。
見せる白と、カラーの下に置く白
白そのものを見せる
濃色紙に白いロゴを載せる例。文字や図形の形に、白を印刷します。
カラーの下地にする
カラーの下に白を置く例。素材の色や透け感の影響を抑えます。
黒や紺、クラフト系の用紙に、店名や短いメッセージを白で載せると、紙の色との対比を活かせます。細い線や小さな文字、広く塗りつぶす部分では白の見え方が違うため、使う紙に近い見本で確認します。
透明素材や色の付いた素材へCMYKだけで印刷すると、下地の色や透け感の影響を受けます。カラーをはっきり見せたい部分には白の下地を敷き、素材を見せたい部分には白を入れない、と分けて考えます。
白を入れる範囲は、カラーの絵柄と合わせて伝える
たとえば、透明なカードに「白い店名」と「カラーの写真」を載せるとします。店名の文字には白を、写真の下にも白を置き、それ以外は透明に残す、という指定ができます。写真の下地も含め、どこへ白を印刷するのかが分かるようにします。
データ上では、印刷せず素材を見せる部分と、白いトナーを載せる部分を区別します。「画面で白く見えるところは全部ホワイト」とは扱わない点に注意してください。
西谷印刷へ入稿する際は、C100%(シアンのみ100%)やM100%(マゼンタのみ100%)など、そのデータで使われていない色でホワイトの範囲を仮指定する方法があります。その場合は「この色の部分をホワイトで印刷」と指示を添え、通常のカラーと取り違えないようにします。データの作り方は、入稿前にご相談ください。
使う素材と、白の出方を確かめる
画面では真っ白に見えても、実物の白の濃さや細部の見え方は、用紙・素材によって変わります。見本では、細い文字や線が読めるか、広く白を敷いた部分がどう見えるか、カラーと重ねた部分の発色を確かめます。
透明素材は、背後に置くものによっても印象が変わります。実際に使う場面に近づけて見てみましょう。希望する素材に印刷できるかは、素材名や見本をもとに個別に確認します。
ご相談時には、作りたい印刷物、用紙・素材の希望、白を入れたい場所、片面・両面、部数と使用日を、分かる範囲でお知らせください。データが完成していなくても、白いロゴや写真の下地など、希望が分かるラフからご相談いただけます。
