コラム
PP加工とは?
グロスPPとマットPPの違い・選び方
公開日:2026年5月27日
更新日:2026年10月8日
PP加工は、印刷物の表面に薄いフィルムを貼り、質感を変えながら擦れや汚れから表面を保護する加工です。光沢を出すならグロスPP、反射を抑えた落ち着いた仕上がりならマットPPが候補になります。
名刺、ショップカード、メニュー、冊子の表紙などに使われます。同じ図柄でも光の当たり方や手ざわりが変わるため、写真だけで決めず、使う場面に近い条件で見本を比べてみましょう。
グロスPPとマットPPの違い
| 比べる点 | グロスPP | マットPP |
|---|---|---|
| 光の反射 | つやがあり、光を強く反射する | 光の反射を抑えた仕上がり |
| 見た目 | 写真や色を鮮やかに見せたいときに候補になる | 落ち着いた質感にしたいときに候補になる |
| 見本で見る点 | 照明が映り込んだときの文字・写真の見え方 | 色の見え方と、手で触れたときの質感 |
「写真があるからグロス」「文字が多いからマット」と決まるわけではありません。たとえばメニューなら、料理写真の印象と一緒に、席の照明の下で価格や説明文が読めるかも比べたいところです。
見本は、傾けて見る・触ってみる
見本を手に取れる場合は、正面から見た後、少し傾けて光の反射を見ます。角度によって文字や写真が見えにくくならないか、加工の質感が出したい印象に合うかを確かめます。
可能なら、同じ図柄・用紙でグロスとマットを比べると、加工による違いを捉えやすくなります。違う紙の見本しかない場合は、紙の厚さや白さの違いも含まれていることを踏まえて選びましょう。手ざわりは、画面上の写真だけでは分からない部分です。
表面の保護と、水濡れへの備えは分けて考える
PP加工は、何度も手に取るカードや冊子の表紙などで、表面の擦れや汚れを抑えたいときにも使われます。ただし、フィルムで覆われていない紙の端からは水が入り込む場合があります。
水滴に触れるメニューや、屋外で使う案内などは、置き場所・使用期間・濡れ方もお知らせください。表面にフィルムを貼るだけで足りるか、素材や他の加工も含めて検討します。
フィルムで周囲まで包む加工との違いは、PP加工とラミネート加工の解説をご覧ください。加工名だけでなく、保護したい範囲を伝えることが大切です。
ロゴなど一部に光沢を加えるなら、クリアトナーも
印刷面全体の質感を変えるPP加工に対し、透明なトナーでロゴや模様などへ光沢を加える方法もあります。これがクリアトナー印刷です。部分的なアクセントに向いていますが、表面保護を目的に選ぶ加工ではありません。
相談には、印刷物と使う場面が分かる情報を
加工名を決めていなくても、「冊子の表紙を落ち着いた感じにしたい」「店内のメニューを汚れにくくしたい」など、ご希望から相談できます。気に入った質感の見本があれば、合わせてお見せください。
- 作るもの・仕上がりサイズ・部数・必要な日
- 使う場所、手に取る頻度、水濡れの可能性
- 希望する光沢や手ざわり、加工したい面
- 決まっている用紙の種類・厚さ、折り・角丸などの仕上げ
印刷から依頼するか、印刷済みの紙へ加工だけを依頼するかもお知らせください。未定の項目は、ご相談時に一緒に検討できます。
PP加工や表面加工を相談したい方へ
菊判4裁・310mm幅フィルムでのPP加工を検討される場合は、加工単価、お引取り・納品、ご注文方法をサービスページでご案内しています。
名刺・カード、メニュー、部分的な光沢表現を検討している場合は、関連するサービスページもご確認ください。
