コラム
PP加工とラミネート加工の違い。
印刷物の用途に合わせた考え方
公開日:2026年5月28日
ショップカード、メニュー表、POPなどでは、印刷後の表面加工をどうするかで、見た目や手ざわり、使う場面が変わります。相談時によく出てくる加工に、PP加工とラミネート加工があります。
どちらもフィルムを使う加工ですが、印刷会社への相談では、印刷物の表面に貼るPP加工と、印刷物をフィルムで包み込むラミネート加工を分けて考えることがあります。この記事では、それぞれの違いと、用途に合わせた考え方を整理します。
確認ポイント
- PP加工は、印刷物の表面にフィルムを貼る加工
- ラミネート加工は、印刷物をフィルムで包み込む用途で使われることがある
- 見た目、厚み、使う場所、保護したい範囲で候補が変わる
- どちらか一方が常に優れているわけではない
PP加工とラミネート加工は、呼び方を分けて考えます
PP加工は、印刷物の表面に薄いフィルムを貼る加工です。パンフレット、ショップカードなどで、表面の質感を整えたり、擦れや汚れを抑えたりしたいときに候補になります。
一方、この記事では、印刷物をフィルムで包み込む加工をラミネート加工として扱います。メニュー表、POP、掲示物、案内カードなどで、汚れや水滴に触れる可能性がある場合や、厚みを持たせて扱いたい場合に検討されます。
実際の呼び方や加工方法は、印刷物の仕様や工場の設備によって変わります。相談時には「どの加工名か」だけでなく、「どこで使う印刷物か」「どのくらい保護したいか」を合わせて伝えると、候補を整理できます。
見た目と手ざわりの違い
PP加工は、印刷物の表面にフィルムの層を加えるため、紙そのものとは違う手ざわりになります。グロスPPなら光沢感が出て、マットPPなら反射を抑えた落ち着いた印象になります。
ラミネート加工は、フィルムで包むため、印刷物に厚みや張りが出る場合があります。ペラペラした紙のままでは扱いにくい場面や、繰り返し手に取るメニュー表、店頭POPなどで候補になります。
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PP加工
表面の質感を整え、カード類やパンフレットの印象を変えたいときに候補になります。
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ラミネート加工
印刷物をフィルムで包み、メニュー表やPOPなどで扱いやすい厚みを持たせたいときに候補になります。
どんな印刷物で使うか
PP加工は、見た目や手ざわりを整えたい印刷物で使われます。ショップカードで印象を変えたいとき、パンフレットにしっかりした質感を加えたいときなどが例です。
店頭や受付、飲食店、イベント会場などで使う印刷物では、PP加工とラミネート加工のどちらも候補になります。メニュー表、価格表、案内POP、掲示用カードなどで、フィルムで包む加工が必要かどうかは、使う期間や置き場所をもとに考えます。
どちらも印刷物を保護する目的で相談されますが、完全防水や長期屋外利用を無条件に約束するものではありません。水濡れ、摩擦、設置期間、角の処理、用紙の厚さなどを合わせて考える必要があります。
紙や素材の選び方とも関係します
表面加工だけでなく、元になる紙や素材も仕上がりに関わります。厚い紙にPP加工をする場合と、薄い紙をラミネートする場合では、手に取ったときの印象が変わります。
水まわりや屋外で使う可能性がある場合は、紙に加工を加える方法だけでなく、LIMEXのような耐水性のある素材を候補にすることもあります。紙、PP加工、ラミネート加工、LIMEXなどを、用途ごとに分けて考えると無理がありません。
相談前に整理しておきたいこと
PP加工かラミネート加工かを決める前に、印刷物をどこで使うのか、誰が手に取るのか、どのくらいの期間使うのかを整理しておくと、仕様の候補を分けて考えられます。
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作りたい印刷物
ショップカード、メニュー表、POP、掲示用カードなど、印刷物の種類を整理します。
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使う場所
店頭、受付、飲食店、イベント会場、屋内掲示など、実際に使う場所を整理します。
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保護したい範囲
表面の擦れを抑えたいのか、汚れや水滴への配慮をしたいのかを分けて考えます。
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仕上がりの印象
光沢感、落ち着いた質感、厚み、手ざわりなど、見せたい印象を整理します。
PP加工とラミネート加工は、どちらも印刷物の表面や扱い方に関わる加工です。見た目を整えたいのか、厚みを持たせたいのか、汚れや水滴への配慮をしたいのかによって、候補は変わります。
加工名だけで決めるより、使う場所、使う期間、手に取る頻度、仕上げたい印象を整理してから相談すると、印刷物に合う仕様の候補を整理できます。
