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冊子の目次とページ番号はどう付ける?
会報・報告書で迷わないために

目次と本文の校正紙を並べ、見出しとページ番号を照らし合わせるイメージ

目次と本文の校正紙を見比べる場面のイメージです。実際の制作事例ではありません。

会報の活動報告を読み返したいときや、会議中に収支報告のページを開きたいとき。目次の項目名と紙面のページ番号がそろっていると、必要な箇所を探せます。

冊子を作る際は、目次に何を載せるかと、どこからページ番号を付けるかを決めておくと、紙面づくりが進めやすくなります。原稿をWordで整える場合と、印刷会社へ組版を依頼する場合に分けて、準備のポイントをご紹介します。

目次には、読者が探す項目を載せる

目次を作るなら、まずは「あいさつ」「活動報告」「収支報告」など、内容の大きなまとまりを並べてみましょう。数ページの短い会報なら、表紙の片隅に掲載内容を案内するだけで足りることもあります。目次だけで1ページ使うかどうかは、項目の多さや冊子の使い方で考えます。

活動報告の中に複数の事業がある場合は、事業名まで目次に載せると、関心のある活動を直接探せます。一方、細かな小見出しまで全部並べると、目次そのものが長くなります。「会議で参照する項目」「あとから読み返す項目」を手がかりに、どこまで載せるかを選んでみてください。

項目名は本文の見出しとそろえ、横にその項目が始まるページ番号を添えます。次は、活動報告書を想定した簡単な例です。

目次の項目と開始ページの例
項目名ページ
代表あいさつ1
活動報告3
収支報告7

「活動報告」が3〜6ページに続く構成なら、この例では開始位置の「3」を載せます。ページ番号はレイアウトによって変わるため、原稿を集めている段階では仮のままでも構いません。

どこを1ページにするか、先に決めておく

紙面に印刷するページ番号は、印刷・出版では「ノンブル」とも呼ばれます。表紙には番号を入れず、本文から1ページを始めるなど、冊子の構成に合わせて付け方を決めます。

ここで分けて考えたいのが、ページを数えることと、番号を紙面に表示することです。たとえば、1ページだけの目次を最初のページとして数え、番号を表示しない場合、次の本文は2ページになります。目次を番号の対象から外し、次の本文を1ページにする付け方もあります。「目次に番号を入れない」という希望だけでは、この二つを区別できません。

制作を依頼するときは、「表紙と目次には番号を印刷せず、代表あいさつから1ページにしたい」のように、開始する場所まで伝えると確実です。前号の冊子とそろえたい場合は、その見本も参考になります。

番号を印刷しない面も、印刷・製本する冊子の総ページ数には含まれます。見積りで伝えるページ数との違いは、冊子のページ数の数え方で紹介しています。

Wordでは、見出しから自動目次を作れる

Wordで本文まで仕上げる場合は、「見出し1」「見出し2」などのスタイルを使うと、見出しとページ番号を集めた目次を作れます。スタイルは、見出しなどの役割と書式をまとめて設定する機能です。文字を大きくしたり太字にしたりするだけでは、標準の自動目次に表示されないことがあります。

大きな項目を「見出し1」、その下の小項目を「見出し2」としてそろえ、Wordの目次機能で自動作成の目次を挿入します。画面上の操作は、Microsoftの「目次を挿入する」で、お使いのWindows・Mac・Web版に合わせて確認できます。

本文を直したあとや、PDFへ書き出す前には、目次も更新しましょう。ページ番号だけの更新では、変更した見出しの文言は反映されません。見出しを追加・変更した場合は、目次全体を更新する方法を選びます。手入力した目次は本文と連動しないため、項目名と番号を一つずつ直す必要があります。

表紙と本文で番号の付け方を変えたい場合は、文書の途中からページ番号を始める設定も利用できます。設定後は、最初に番号を見せるページだけでなく、続くページの番号も見ておきましょう。

組版を依頼するときは、見出しの区別と希望を伝える

印刷会社で原稿を読みやすい紙面に組み直す場合は、文字サイズや写真の配置が変わり、原稿と仕上がりのページ番号がずれることがあります。この段階では、本文の大見出しと小見出しを区別しておくと、目次に載せる項目を選ぶときにも役立ちます。

Wordの見出し設定が難しければ、コメント機能や別のメモで「ここから活動報告」「これは活動報告の中の小見出し」と伝える方法もあります。制作の指示が本文に混ざらないよう、区別して渡しましょう。あわせて、目次に載せたい項目と番号の付け始めを伝えます。

相談時の伝え方の例

目次には「あいさつ・活動報告・収支報告」の3項目を載せたいです。本文は「あいさつ」から1ページにし、番号の位置は前号に合わせたいと考えています。ページの割り振りも含めて相談できますか。

希望が決まっていないときは、会議で使うのか、配布後に読み返してもらうのかなど、冊子の使い方から相談してみましょう。

最後は、PDFの目次から本文をたどる

印刷前には、最終版のPDFで目次の各項目を見て、該当する本文のページまでたどります。項目名が同じか、その見出しが目次に書かれたページから始まっているかを照らし合わせます。

PDFを開くソフトが表示する「ファイルの何ページ目か」と、紙面に印刷する番号は、一致しない場合があります。目次の「3ページ」を探すときは、紙面にある「3」を基準にします。修正を依頼するときに両者が違っていれば、「PDFの5ページ目、紙面では3ページの活動報告」のように両方を添えると伝わります。

文章や写真を追加したあとは、目次に加え、本文中の「詳しくは○ページ」といった案内も見直しておきましょう。目次から必要な内容へ実際にたどれるかを確かめることが、読者の迷いを減らす仕上げになります。

会報・報告書の紙面づくりをご相談ください

西谷印刷では、Wordなどの原稿からの組版・DTP制作、印刷・製本までご相談いただけます。現在の原稿や前号の見本をもとに、制作が必要な範囲と進め方をご案内します。

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参考:Microsoft「目次を更新する」(ページ番号だけの更新と目次全体の更新の違い)。