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QRコードの印刷サイズはどう決める?
余白・読み取り確認の基本

大きさの異なるQRコードを配置した2枚のカードとスマートフォンのイメージ

画像は配置例のイメージです。画像内のコードは読み取り用ではありません。

名刺やチラシにQRコードを入れるとき、「何mmあれば読めるのか」は迷いやすいところです。すべてに共通する最小サイズはありません。必要な大きさは、コードの細かさ、印刷の状態、読み取る機器や距離によって変わります。

まずコードと周囲の余白が入る場所を取り、実際に使う大きさで紙へ出力して確かめるのが基本です。ここでは、一般的な正方形のQRコードを名刺・ショップカード・チラシなどに配置する場合を扱います。

同じ大きさでも、模様が細かいほど読み取り条件は厳しくなる

QRコードを作る小さな白黒の四角を「セル」と呼びます。入れる情報量や生成時の設定によって、縦横に並ぶセルの数は変わります。同じ幅に収めたとき、セル数が多いコードほど、一つひとつの四角は小さくなります。

そのため、別のカードで読めたサイズを、新しいコードへそのまま使えるとは限りません。最終的に載せるURLでコードを作り、紙面へ配置した状態で確認する必要があります。情報量とセル数の関係は、開発元のデンソーウェーブの解説でも確認できます。

手に持つ名刺と、少し離れた場所から読む掲示物では、使い方も異なります。紙面に余裕があれば大きめに配置し、想定する距離で読み取れるかを試します。印刷機と読み取り機器の性能も、サイズを決める条件に含まれます。

上下左右に、4セル分以上の余白を残す

一般的なQRコードには、模様の外側の上下左右に、それぞれ4セル分以上の何も置かない領域が必要です。「4mm」ではなく、小さな四角4個分です。この余白を含めて、紙面に必要なスペースを考えます。詳しくはデンソーウェーブのコード領域の説明をご参照ください。

余白を含めた寸法の例

縦横29セルのコードを、1セル0.5mmで配置すると、模様の部分は一辺14.5mmです。四辺に2mmずつ余白を取るため、必要な正方形のスペースは一辺18.5mmになります。

これは計算例です。18.5mmがすべてのコードで使える最小寸法という意味ではありません。

余白には、文字、写真、飾り線を入れないようにします。作成サービスから保存した画像には、余白がすでに含まれていることもあります。トリミングでその白場を切り落とさず、画像全体の幅とコード本体の幅を区別して扱います。

白地に黒を基本に、コードの形を保つ

初めて作る場合は、白い背景に黒いコードを置く構成が扱いやすいでしょう。背景写真の上へ直接重ねたり、薄い色で印刷したりすると、コードと背景の明暗差が小さくなり、読み取りにくくなることがあります。紙や表面加工による反射にも注意が必要です。

縦横の比率を変える、模様をぼかす、一部へロゴを重ねるといった加工は避け、生成した形を保ちます。デンソーウェーブも、画像の変形や装飾が読み取りを妨げる場合があると案内しています。貼り付けた画像の輪郭がすでにぼやけているときは、そのまま小さく配置せず、保存したQRコードの画像ファイルを確認してください。

画面上だけで終えず、原寸の紙で試す

入稿用PDFなど、最終的に使うデータを実際の大きさで出力します。プリンタや複合機の「用紙に合わせる」設定では拡大・縮小されることがあるため、原寸または倍率100%を選び、出力後の寸法も確かめます。

印刷前に試したいこと
確認すること試し方
読み取りやすさ実際に使う距離で、無理に近づけたり角度を探したりせず読めるか試す
機器による違い可能であれば、複数のスマートフォンで試す
開くページ読み取れたことに加え、目的のページが正しく開くか確認する
仕上がりの状態コードや余白が折り目、切り口、強い反射の影響を受けない位置か見る

社内で出力した紙で読めても、本番の用紙や加工で同じ結果になるとは限りません。光沢のある紙面、曲面へ巻く印刷物、小さく配置したコードなどは、実際の仕上がりに近い見本での確認方法を印刷会社へ相談すると安心です。サイズや配置を変更した場合は、修正後のデータでも試します。

入稿時は、URLと配置サイズを一緒に伝える

QRコードを含む印刷物を相談するときは、まずリンク先URLを用意します。QRコードをすでに作成している場合は、保存した画像ファイル(PNG・SVGなど)も一緒に用意します。配置サイズは「余白を含めて幅20mm」のように伝えると、寸法の行き違いを防ぎやすくなります。手渡すカードか、壁に貼るチラシかなど、使う場面も一緒に知らせておくとよいでしょう。

QRコードで何を案内するかがまだ決まっていない場合は、読み取り後の案内先を整理する記事もご覧ください。

参考:デンソーウェーブ「セルの大きさを設定するためのポイント」。本記事は2026年9月14日時点の公式資料を基にしています。読み取り結果は機器・印刷・使用環境によって異なります。

QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

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