コラム
二つ折り・巻三つ折り・外三つ折りの違いとは?
リーフレットの折り方を選ぶ考え方
公開日:2026年8月14日
1枚の紙を折って作るリーフレットには、二つ折り、巻三つ折り、外三つ折りなどの形があります。二つ折りは両面で4面、三つ折りは両面で6面を使えますが、折り方によって、表紙の位置、開く順番、同時に見える情報の範囲が変わります。
この記事では、代表的な3つの折り方を、面の構成と読み進め方から紹介します。原稿を配置する前に考えておきたいことや、簡易見本で確かめるポイントもまとめました。
この記事でわかること
- 二つ折り・巻三つ折り・外三つ折りの構造
- 情報を見せる順番に合う折り方
- 折り位置を考えた原稿配置のポイント
- 入稿・相談時に伝えたい項目
折る前と折った後の大きさを分けて考える
リーフレットの大きさを考えるときは、紙を開いた状態の「展開サイズ」と、折り加工後の「仕上がりサイズ」を分けます。配布ラックや封筒へ収めたい場合は仕上がりサイズが重要になり、写真や文章を置く面の広さを考えるときは展開サイズが手がかりになります。
折り方は、単に紙を小さくする加工ではありません。表紙で興味を持ってもらい、開いた面で概要を示し、最後に地図や問い合わせ先へ案内するなど、情報を見せる順番にも関わります。
二つ折りは、大きな見開きを使いやすい
二つ折りは、紙の中央を1か所折る形です。外側の表紙・裏表紙と、開いたときの内側2面に分かれます。折り目が少ないため、内側を大きな見開きとして使いやすく、写真、地図、比較図などを広く見せたい場合に向いています。
一方で、細かく区切られた面を順番に開かせる形ではないため、内容を多くの段階へ分けるより、「表紙」「見開きの主な説明」「裏表紙の連絡先」のように、少ないまとまりで伝える構成が合います。
巻三つ折りは、情報を段階的に見せやすい
巻三つ折りは、紙を3面に分け、一方の端の面を内側へ折り込み、反対側の面をその上へ重ねる形です。折った状態では表紙が見え、最初に表紙を開くと中面の一部が現れ、さらに折り込み面を開くと全体が見える流れになります。
「まず概要を伝える」「次に特徴を紹介する」「最後に詳しい情報を見せる」といった段階を作りやすく、サービス案内、施設案内、イベント案内などの情報を分けて載せるときに使えます。
巻三つ折りでは、最初に内側へ入る面をほかの面と同じ幅にすると、重なった紙の厚みによってきれいに収まりにくくなります。折り込み面の幅や折り位置は、仕上がりサイズ、用紙、加工条件によって調整するため、発注先のテンプレートを使うか、原稿作成前にご相談ください。
外三つ折り(Z折り)は、3面を連続して見せやすい
外三つ折りは、紙を3面に分け、山折りと谷折りを交互に入れて、横から見た形がZ字になる折り方です。「Z折り」とも呼ばれます。両端の面が反対方向へ開くため、3つの項目を並べて見せる構成や、順路、時間の流れ、サービスの段階などを連続して示す構成に使えます。
巻三つ折りのように面が内側へ隠れる順番ではないため、各面を独立した案内として見せることも、紙を広げて横につながる一つの図として見せることもできます。どちら側を表紙にし、どの方向へ開いてもらうかは、原稿の段階で決めておくことが大切です。
見せ方から折り方を考える目安
- 二つ折り:大きな見開きで写真や全体図を見せたい
- 巻三つ折り:表紙から順に情報を段階的に見せたい
- 外三つ折り:3つの項目や流れを並べて見せたい
面ごとの役割を決めてから原稿を置く
折りリーフレットは、開いた状態だけを見ると、表紙と中面の位置を取り違えやすい印刷物です。まず「折ったときに最初に見える面」「最初に開いたときに見える面」「全体を開いたときに見せたい内容」「裏表紙に置く連絡先」のように、面ごとの役割を決めます。
そのうえで、見出し、写真、説明文、地図、問い合わせ先を割り振ると、同じ情報を複数の面で繰り返したり、重要な案内が内側へ隠れたりすることを避けやすくなります。
折り位置をまたぐ文字や図に注意する
折り目の近くに小さな文字や二次元コードを置くと、紙の曲がりや折り位置のずれによって読みづらくなることがあります。住所、日時、申込方法などの重要な情報は、折り目から離し、1つの面の中で読めるように配置すると、折った後も確認しやすくなります。
写真や背景色を複数の面へつなげるデザインでは、折った状態と開いた状態の両方を想定します。人物の顔、商品、細い線など、途中で分かれると意味が伝わりにくい要素は、折り位置へ重ならない配置を検討します。
小さな紙で仮に折り、開く順番を見る
画面上の平らな原稿だけでは、どの面が表紙になり、次にどこが見えるかを想像しにくいことがあります。原稿を縮小印刷し、予定している方向へ実際に折ると、表裏、上下、読む順番の取り違えに気づきやすくなります。
簡易見本は、用紙の厚さや本番加工の仕上がりを確定するものではありませんが、見出しの順番、面ごとの情報量、開いたときのつながりを確認する助けになります。折り位置が決まっている場合は、入稿データとは別に、表紙と折る方向が分かる見本を添える方法もあります。
入稿・相談時に伝えたい4項目
折り方が決まっていない場合も、次の項目が分かると、原稿の内容に合う形を一緒に考えやすくなります。
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最初に見せたい情報
表紙で伝えたい題名や写真、開いた直後に読んでほしい内容は何か。
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折った後の使い方
手渡し、ラックへの設置、封筒への同封など、どのような状態で配る予定か。
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面をまたいで見せたい要素
地図、工程図、大きな写真など、紙を広げて見せたい内容があるか。
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現在ある原稿と折り指示
元データ、出力見本、希望する表紙や開く方向など、現在分かっていることは何か。
まとめ
二つ折りは大きな見開きを使いやすく、巻三つ折りは情報を段階的に見せやすい形です。外三つ折りは、3つの面を並べたり、流れを連続して見せたりする構成に使えます。載せたい情報量だけでなく、どの順番で開き、何を同時に見せたいかを考えることが、折り方を選ぶ手がかりになります。
巻三つ折りの折り込み面や折り位置は、仕上がり条件に合わせた調整が必要です。折り方や仕上がりサイズが決まっていない段階でも、配る場面や見せたい内容から一緒に考えます。西谷印刷へどうぞご相談ください。
リーフレットの折り方に迷った方へ
西谷印刷では、配る場面、掲載したい内容、仕上がりサイズの希望を伺いながら、折り方と原稿の配置を一緒に考えます。折り方が決まっていない段階でもご相談いただけます。
