コラム
PDF資料はなぜ見てもらえない?
電子ブック化を考えたい資料の特徴
公開日:2026年5月18日
会社案内や商品カタログ、営業資料をPDFで送ることは、今ではごく自然なやり取りです。添付して送れる。URLで共有できる。印刷しなくても見てもらえる。PDFは、便利な形式であることは間違いありません。
それでも、送ったPDFが思ったほど読まれていない。必要なページまでたどり着いてもらえない。最新版を見てもらえているか不安。そう感じる場面もあります。
西谷印刷では、Cloud CIRCUSの電子ブック作成ツール「ActiBook」を導入し、自社資料の電子ブック化にも活用しています。この記事では、その経験も踏まえながら、PDF資料が見てもらいにくくなる理由と、電子ブック化を検討しやすい資料の特徴を整理します。
この記事でわかること
- PDF資料が読まれにくくなる理由
- 見てもらうために考えたいPDFの作り方
- ActiBookを活用した電子ブック化を検討しやすい資料
PDFは届いていても、読まれているとは限りません
PDF資料が見てもらえない理由は、資料の内容が悪いからとは限りません。メールやチャットに添付された時点で、ほかの連絡に埋もれることがあります。開いてもページ数が多ければ、目的の情報を探す前に閉じられてしまうこともあります。
読み手にとって大切なのは、「資料があること」よりも「必要な情報にすぐ届くこと」です。作り手は全体を理解していても、読み手は最初から順番に読んでくれるとは限りません。この差が、PDF資料の見られにくさにつながります。
見てもらうには、PDFそのものの作り方も大切です
PDFを見てもらうには、送った後の見せ方だけでなく、PDFそのものの作り方も重要です。表紙だけで内容がわかるか、目次や見出しで必要なページを探しやすいか、1ページに情報を詰め込みすぎていないか。こうした基本が整っていないと、電子ブック化しても読みやすい資料にはなりません。
一方で、PDFはどうしても「あとで見よう」と思われやすい資料でもあります。作り込んだPDFでも、メールに添付されたまま埋もれることはあります。だからこそ、PDFの内容を整えることと、見つけてもらいやすい置き場所を用意することを分けて考える必要があります。
送る
メールやチャットに添付しても、ほかの連絡に埋もれやすい。
開く
ページ数が多いと、どこを見ればよいか迷いやすい。
見返す
保存場所や最新版がわからず、再確認されにくい。
電子ブック化を考えたいのは、埋もれたままにしたくない資料です
電子ブック化を検討しやすいのは、1枚で完結する案内よりも、ページ数が多く、あとから見返される資料です。たとえば、商品カタログ、会社案内、学校案内、営業資料、マニュアル、広報誌、展示会後に共有する資料などが考えられます。
こうした資料は、必要なときにもう一度見つけられることが大切です。メール添付のPDFは、時間が経つと過去のやり取りに埋もれてしまうことがあります。電子ブックとしてURLで案内できる状態にしておくと、メール本文、Webサイト、QRコード、営業後のフォローなどから同じ資料へ誘導しやすくなります。
ActiBookを活用すると、資料の置き場所を作りやすくなります
ActiBookのような電子ブック作成ツールを活用すると、PDF資料をURLで案内しやすくなります。添付ファイルとして一度送って終わりにするのではなく、必要なときにアクセスしてもらうための置き場所を作れることが大きな利点です。
また、サムネイルや本棚機能を使えば、複数の資料をまとめて見せることもできます。会社案内、商品カタログ、料金表、導入事例などを別々のPDFとして送るより、必要な資料を探しやすい状態に整理できます。
動画やリンクを組み合わせられる場合は、紙だけでは伝えにくい補足情報も案内できます。たとえば、使い方の動画、問い合わせフォーム、詳しい事例ページなどへつなげることで、PDFだけでは止まりやすい情報の流れを少し先へ進められます。
紙の資料が不要になるわけではありません
電子ブック化は、紙の資料をなくすためだけの方法ではありません。むしろ、紙の資料と組み合わせることで使いやすくなることがあります。商談や展示会では紙の会社案内を渡し、詳しい商品カタログは電子ブックで案内する。印刷したチラシにQRコードを入れて、詳しい事例ページへ誘導する。こうした併用も現実的です。
紙には、手渡しできる、机に置いておける、ページを開いたまま説明できる良さがあります。電子ブックには、共有しやすい、見返しやすい、複数資料をまとめやすい良さがあります。どちらか一方に寄せるより、資料の役割ごとに分けて考えるほうが無理がありません。
PDFのままで十分な資料もあります
短い案内文、1枚だけの申込書、印刷して書き込みたい資料、限られた相手だけに送る確認用データなどは、PDFのままで十分な場合があります。電子ブック化は、どんな資料にも必要なものではありません。
判断の目安は、「読んでほしいページが複数あるか」「あとから見返してほしいか」「URLで案内したいか」「複数の資料をまとめて見せたいか」です。これらに当てはまる場合は、電子ブック化を検討する価値があります。
西谷印刷に相談しやすいケース
会社案内、商品カタログ、学校案内、広報誌、マニュアルなど、すでにPDFとして持っている資料を見やすく整理したい場合はご相談ください。西谷印刷ではActiBookを活用し、印刷物として配るべき資料と、電子ブックで見せるとよい資料を分けながら、用途に合う形をご提案いたします。
参考にした公式情報
Cloud CIRCUS: ActiBook
