コラム
印刷用紙の選び方|コート紙・マット紙・上質紙の違いと用途別の考え方
公開日:2026年5月14日
印刷物の印象は、デザインだけでなく用紙によっても大きく変わります。この記事では、コート紙、マット紙、上質紙の違いに加え、名刺・ショップカード、チラシ、冊子など用途別の用紙選びについてご紹介しています。
この記事でわかること
- 印刷用紙を選ぶときに最初に考えたいこと
- コート紙・マット紙・上質紙の違い
- 名刺、チラシ、冊子など用途別の用紙選び
- 相談前に整理しておきたいこと
用紙選びは、使い方から考えます
用紙を選ぶときは、まず「どのように使う印刷物か」を考えると整理しやすくなります。店頭で配るチラシ、手渡しする名刺、保管して読み返す冊子、書き込み欄のある申込書では、向いている紙の性質が異なります。 写真や色をきれいに見せたいのか、文字を読みやすくしたいのか、手書きで書き込みたいのかを先に考えると、用紙の候補を絞りやすくなります。
コート紙・マット紙・上質紙の違い
印刷用紙にはさまざまな種類がありますが、代表的なものとしてコート紙、マット紙、上質紙があります。ここでは細かな銘柄ではなく、大まかな違いを紹介します。
コート紙
表面に光沢があり、写真や色をはっきり見せやすい用紙です。チラシ、商品案内、写真を使う印刷物などに向いています。
マット紙
光沢を抑えた落ち着いた印象で、文字も読みやすい用紙です。会社案内、冊子、落ち着いた印象のチラシなどに向いています。
上質紙
光沢がなく、自然な手触りで書き込みやすい用紙です。案内状、申込書、封筒、書き込み欄のある印刷物などに向いています。
名刺・ショップカードは、厚さと素材も大切です
名刺やショップカードは、手に取ったときの印象が残りやすい印刷物です。一般的なチラシ向けのコート紙やマット紙よりも、アートポストのような厚手のカード向け用紙が候補になります。
しっかりした厚みときれいな白さを出したい場合は、両面コートのカード用紙が候補になることもあります。落ち着いた上質感を出したい名刺では、高級上質紙(ファインペーパー)のマシュマロCoCのような用紙も選択肢になります。銘柄名まで決めていなくても、見本帳を見ながら質感、厚さ、光沢感を確認すると選びやすくなります。
また、名刺やショップカードには、LIMEXのような合成紙も相性のよい素材です。LIMEX 300μソフト/ハード、LIMEX 400μソフト/ハードなど、厚さと硬さの違いで印象が変わります。ハードタイプ、特に400μのようなしっかりした素材では、角が硬いため、角丸加工も合わせて検討すると扱いやすくなります。
チラシ・冊子は、読みやすさと扱いやすさで選びます
チラシは、写真や商品画像を見せたいのか、文章を読んでもらいたいのかで選び方が変わります。写真を大きく使う場合は色が出やすいコート紙、落ち着いた案内状や読み物に近い内容ではマット紙や上質紙が合う場合もあります。申込欄やメモ欄がある場合は、書き込みやすさも確認しておきます。
冊子や資料では、表紙と本文で用紙を変えることがあります。表紙は少し厚めにして印象を整え、本文はページをめくりやすい厚さにすると扱いやすくなります。ページ数が多い場合は、読みやすさ、持ち運びやすさ、全体の厚みのバランスを見ながら決めます。
写真や色を見せたい
商品写真、料理写真、鮮やかな配色を見せたい場合は、コート紙やマット紙が候補になります。
落ち着いた印象にしたい
会社案内、冊子、案内状など、読みやすさや品のよさを重視する場合はマット紙が合うことがあります。
書き込みやすくしたい
申込書、アンケート、メモ欄のあるカードなどは、上質紙のような筆記しやすい紙が向いています。
相談前に決めておくこと
用紙名が分からなくても、仕上がりの希望や使い方が分かれば相談できます。見積りや仕様確認の前に、次のような項目を整理しておくとスムーズです。
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印刷物の種類
名刺、チラシ、冊子、案内状、封筒など、作りたいものを整理します。
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使う場面
手渡し、店頭配布、郵送、保管用など、実際の使われ方を考えます。
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見せたい印象
鮮やか、落ち着き、自然な風合い、高級感など、近いイメージを言葉にします。
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写真や色の多さ
写真を大きく使うか、文字中心かで用紙の候補が変わります。
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書き込みの有無
申込欄やメモ欄がある場合は、筆記しやすい紙を検討します。
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加工や納期
折り、製本、表面加工、角丸加工、希望納期によって最適な用紙が変わる場合があります。
西谷印刷に相談しやすいケース
西谷印刷では、名刺・ショップカード、チラシ、冊子、案内状、封筒、カード類など、用途に合わせた用紙選びをご相談いただけます。用紙名が決まっていない段階でも、希望の印象や使い方から仕様を整理できます。
代表的な用紙の見本帳も所持していますので、ご来社いただき、紙の厚さ、手触り、光沢、色味を見ながら検討することもできます。一般的な紙だけでなく、LIMEXなどの特殊素材を使った印刷も、用途に応じてご相談いただけます。
まとめ
印刷用紙は、見た目の好みだけでなく、使う場面、写真や文字の見え方、書き込みの有無、厚さ、加工、納期を合わせて考えると選びやすくなります。用紙名が分からなくても相談はできますので、迷ったときは印刷物の種類、部数、サイズ、使う場面、希望納期を分かる範囲でお知らせください。
